tobiraya BLOG

豆本の扉やブログ http://www.tobiraya.net/blog/

2006年02月21日(火)

アレの襲来を感じつつ、製本。 [豆本製本]

画像(139x150)

たまってきた

画像(143x150)

ぬってます


来ましたね、花粉が。
目覚めるとやつらの気配をびんびん感じます。
というわけで病院に行ってきました。
目薬・鼻薬・錠剤の三点セットで今年も乗り切ります。

外出を控えがちになるのは、豆本制作的には良いのかも?
画像左「ネコ部」本文を糸で綴じる様子。適度に力を入れて糸を引っ張りながら一折と二折をつなぎ合わせます。その後、背にスキマがでないようにクリップで背側の天地(上下)をはさみ、ボンドを薄くのばして固めます。

ボンドが乾燥したら、天地→小口(背の反対側)の順番で寸法どおりに裁断(画像右)。
手元が狂わないようにしっかり定規を押さえて切ります。ちょっと緊張。カッターを持つ手にはヘンに力を入れずにスッスッと何度も往復させて切ってゆきます。
カッターは大き目の方が動きが安定して切りやすいと教わったので大きめを愛用しています。ただし、「ユビワカタログ」のような本文が2.5cmの本の場合は普通のカッターでないと小回りが利かずに失敗が増えてしまうので、モノによって使い分けています。
刃もこまめに折ります。(12冊分の裁断で2−3回は刃を折ります)

なんだか思っていたより遅いペースで進行しているのですが、焦るのは失敗の元なのでマイペースでやってゆきます…。


関連タグ :

Posted by 西イズミ   パーマリンク

2006年02月17日(金)

花森安治と暮らしの手帖展 [観る]

画像(122x150)

あざやか

世田谷文学館で開催中の「花森安治と暮らしの手帖展」見にゆく。

壁面にバーッと並べられた「暮らしの手帖」。
一部の記事が拡大されパネルになっているのだが、見開きだけの表示なので、すっきりしないというか、魅力的なコピーに大胆な力技のはいった誌面を見ていると、やっぱり続きが読みたくなる。

本文の版下があったのが個人的にうれしく、スペースに比べて明らかに大きすぎる級数の写植がぎちぎちにつめて貼ってあるのを見ていると、なんだか作っている人の存在そのものがちぎれて貼り付けられている感じがした。

花森氏の印象深いエピソードとしては、
・いい、と思った文章がひたすら書き写されている、何十冊ものノートがあった
というもの。文章がうまくなるにはいい文章を読むのが早道、という考えからしていた行動だそうで、中には同じ文章が何度も何度も写されていることもあったとか。執念にちかい熱心さと誠実さが伝わってくる話。誌面にもそういう部分が大いに反映されているような。

全体的な展示内容としては、先述した消化不良(続きが読みたい!)もあって、古本屋で古い「暮らしの手帖」を買いあさって読む方が面白いかも…、と思ったり。
ただ、花森氏の描いた表紙絵の原画を見られたのはとてもよかった。紙も素材もタッチもばらばらなのだけど、どれも自由さがある、楽しく安らぐ絵です。

帰りにショップスペースを見る。今の「暮らしの手帖」社刊行物も並んでいるのだけれど、展示されていた時代の「暮らしの手帖」との魅力の差はやはり歴然としている。本も生き物だから、仕方ないけれど。
◆暮らしの手帖社サイト http://www.kurashi-no-techo.co.jp/


関連タグ :

Posted by 西イズミ   パーマリンク

2006年02月16日(木)

苔きた! [読む]

画像(122x150)

本じゃなくて袋

以前、記事にもした、「苔袋」が突然お友達から届きました。ありがとう!
苔の標本とか観察用ルーペとか、取り出して「ほほう」と眺めています。
「小さなコケをルーペで覗いてみると、いままで気づかなかった世界が見つかります」と「コケマップ」には書いてあり。これは観察散歩とかしないといけませんね!します。


関連タグ :

Posted by 西イズミ   パーマリンク

2006年02月15日(水)

折って折って折りまくる [豆本製本]

画像(122x150)

機械になりたまえ

オリンピックのフィギュアスケートSPを見ながらえんえん本文を折って折っての繰り返し。もう朝です。折る前は平面の紙だったものが、折るだけで立体的に、本らしくなってきます。
きっちり折らないと綺麗に仕上がらないので、(折り紙なんかでもそうですが)ヘラを使ってしっかり力を込めて折ります。
「ネコ部」は二つの折(16Pで一折×2、計32P)で出来ているので、折り終わったものを糸で綴じて合体させます。

今週中に何冊か本として完成させたいところです。


関連タグ :

Posted by 西イズミ   パーマリンク

2006年02月12日(日)

忘却の彼方 [豆本製本]

画像(122x150)

ちゅうかな

結構製本を忘れています。いや、製本方法はメモしてあるのですが、プリントする過程を結構忘れているのですね。

豆本は各作品ごとに大きさ・ページ数がばらばらなので、どのように印刷するか、ものによって結構差があります。まず使う用紙の大きさ、そして紙の目(曲げやすい方向に走っています)にあわせて印刷する方向が違ってきます。それから、用紙に何ページ割り付けるかも、原稿の大きさなどによって変わってきます。
基本的には一枚の用紙を8分割して表裏に印刷すると16ページになるようにしているのですが、「ユビワカタログ」のような小さい本(本文2.5?)だと、一枚の用紙に16ページくらい割り付けたりもします。

さらに、それぞれ印刷の際に使うソフトも違ったりして、このへんのアレコレがきちんとメモされていないと、後でとても困ります。今、困ってました。過去の自分め。
今日は未来の自分が困らないように、しっかりメモしました。

画像は、今日買った「中華のデリバリー模様の布」。カシューナッツとかお箸とか、中華模様のランチボックスなどの柄が入っています。「麻婆豆腐」とか「叉焼包(チャーシューポウ?)」「炒河粉(よめない。しかも河の字がさんずいでなく、にすいになっていた)」などのメニューが散らしてある。

レシピ用のノートなどを作ろうと思います。


関連タグ :

Posted by 西イズミ   パーマリンク

過去の記事へ

ページのトップへ ページのトップへ

2

2006


      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        

プロフィール

西イズミ

扉や(とびらや)

豆本と猫雑貨製作

西イズミ

http://www.tobiraya.net/
twitter : @brunnen_
インドアな本好き。猫の飼い主、豆本作家、雑貨作家、イラストレーター。
現在3冊の既刊があります。その他、猫関係のお仕事をときどき雑誌やテレビでしております。
☆「猫がよろこぶ手作りグッズ」(WAVE出版)
☆「猫との暮らしを楽しむヒント228」(河出書房新社)
☆「作ってあげたい猫の首輪」(河出書房新社)

検索


カテゴリーリスト

タグリスト

最近の記事

最近のコメント

リンク集

[ 豆本・製本 ]

RSS1.0

[Login]


powered by a-blog
Copyright (C) 2006-2009 TOBIRAYA All rights reserved.