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2009年07月10日(金)
まなびすと [製本の道具]
書こう書こうと思いながら早半年くらい経ってしまったこと。それはコクヨのまなびすとシリーズの定規は使いやすい!ということです。
豆本本文の化粧断ちには少し華奢かもしれませんが(薄い本ならばんばん使っておりますが)、一見地味な滑り止めが確かな効果を発揮してずれないし、目盛りの見やすさがまた快適。もちろんステンレスバー付でカッターも使えます。長・短と買って、どちらも使い心地には満足しています。
無印のアルミ定規(15cm)も数本買って愛用中。コンパクトで軽くて小回りがきくので、細かいモノをちょっと切る時に使いよいです。長さを測るには今ひとつですが、それにはまなびすとがあるし。
一緒に使うカッターもあれやこれやいつのまにか増えてしまったものの、結局OLFA(=「折る刃」。これは世の常識らしいんですが私は知らなかったです)かNTのどちらか。どちらがどうとかはなく、用途や気分で使い分けているのですが、NTのサイトの手作り感は、なんかイイ…!と思います。
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2008年11月04日(火)
お礼 [製本の道具]
「にまめ」準備の折、弱ったことがありました。
そろそろせっぱ詰まってきた先月中旬のこと。うすうす脳のはじっこで気付いていたのですが、材料棚を見ると「表紙用のボール紙のストックがない」。
どうして買っておかないんだよー。ばかー。自分に怒りつつ、なんでも揃う東急ハンズ渋谷店へ。ところが、製本コーナーには2mm厚のボール紙しかなく、お店の方に伺ったらば「取り寄せですね」。ショック。踵を返して吉祥寺ユザワヤに直行するも、なし。なんでなんで、2mmはあるのに。
1日のノルマを確実に作らないと間に合わない時期に突入していたため、もうあちこち回る時間はない…。
というわけで、ネット通販に頼りました。
◆Book Buddy(キハラ株式会社)
◆ブッキスト
両方とも製本用品を多く取り扱う店舗。
ブッキストの製本用紙は手触りがよく字が読みやすいので、過去何冊もの本に使用していますし、キハラさんで買った電気スタイラスも愛用中です。
それはともかく、
困った!助けて!ボール紙を私に!出来たら超急ぎで!
というようなことを、なるべく丁寧な文に翻訳して書き添え、注文する困った客(私)。しかし、両店舗ともめちゃめちゃ親切に対応してくださり、すぐさま届く荷物。早い、早すぎる!……と嬉しい悲鳴をあげたとかあげなかったとか。
最後てきとうですいません。
とにかく、この二つの店舗がなければ「にまめ」は開催できなかったことでしょう。深く御礼申し上げます。
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2006年10月05日(木)
製本クロスの「望月」へ行く [製本の道具]
製本用クロスの専門店「望月株式会社」へ行ってきました(注・残念ながら2007年2月に閉店されています)。カルトナージュ関連のいくつかのサイトで目にし、以前からずっと行ってみたかったのです。
JR(または銀座線)神田駅東口を出て数分歩くと到着。
駅前のスターバックス→三菱銀行を目印に秋葉原方向へ直進、レストラン「ニュー本郷」の手前の路地を右折した角にあります。
さて、発見したら扉を押して入り会社の方へ声をかけて製本クロスを小売りしていただきたい旨を伝えます。クロスの見本帖を何種類か見せていただけるので、好きなだけ選びます。模様入りだったり、ツヤのあるもの、ざっくりしたものなど、色々な素材感のクロスがあります。もちろん色のバリエーションもたくさん。
欲しいものが決まったら、見本帖のクロスの裏に商品番号が書いてあるので、注文用紙(見本帖と一緒にもらえます)に希望の長さ(1mとか)を記入し、提出します。
クロスのメートル単位の価格は種類によって違います。最初に大体の価格帯を教えていただけるので、選ぶ際の参考にするとよいでしょう。選んでいるときも、「これはいくらですか?」と聞けば教えていただけます。
また、今日は浅草橋への買出しも兼ねていたため、購入した何種類かのクロスをすべて家に配送してもらうことにしました。その場合は注文用紙の配送先の項目に記入します。配送代金は700円。配送代金含め、合計の代金を会計します。
領収書とともに注文用紙のコピーをいただけます。クロスの見本帖も一部の種類のものを購入することができました(画像参照)。きれいな色がたくさんあり、今後あたらしい本の材料を購入する時にもとても役立ちそうです。
その他、カルトナージュの台紙や練習キット、マーブルペーパー、スカイバーテックス(皮革のような素材感に加工された紙です)、タッセルなども買えるようになっており、一部見本が入り口に置いてあります。ペーパー類には見本帖もあります。会社なので当然ながらみなさん基本の業務をされていますが、椅子もあり落ち着いて選べます。
営業時間が月〜金曜日(土日祭休) 午前9時〜午後6時ということで、なかなかいけない方も多いかと思いますが、その場合は通信販売もされているので、一度見本帖を購入すればその後重宝するかもしれません。個人的には選びがいがあり、イメージしたとおりの色が見つかったのでとても嬉しい場所でした。価格も安価。浅草橋へのハシゴにも大変便利なので、また伺いたいです。
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2006年08月21日(月)
革を漉く [製本の道具]
装丁の王道といえば、やはり革。いつかは作ってみたいと思いながらなかなか機会が無かったのですが、イラストルポライターで手製本作家でもある
CRAFT碧鱗堂BOOKS主宰・内澤旬子さんのblog「空礫日記」
http://d.hatena.ne.jp/halohalo7676/
に革装丁のワークショップの記述があって、読んでいるうちにやってみたいな〜(ワークショップは既に定員に達しており、参加できませんでした)と気持ちが盛り上がってきて、画材店の革コーナーに立ち寄ってみました。ところが、革コーナーには革ばかりで包丁などの切る道具が見当たらずオルファの「別たち」というカッターを購入。
まずは家にあった革のハギレで「コバすき(折り返す部分を薄くそぐ)」をやってみます。もともと薄めでやわらかい革なのと、力の入れ方や刃を入れる角度が手探りなのでやたらに時間が掛かります。しかし、面白いです。紙のように薄くなったところで、適当な大きさのボード用紙に貼ってみます。すごーく伸びが良くて、紙よりこころもち小さく裁断してもよいかもしれません。角の重なり部分も意外ときれいに仕上がる。何より、しっとりと心地いい独特の手触りは、作業していても楽しいものでした。
後から同じものをもうひとつ作ったので、アコーディオン(ジャバラ)型の豆本に仕上げるつもりです。量産するのはまだ大変そうですが、漉く練習を少しずつやっていけばいつか革装丁の本も出せるかな?と野望を抱き中。
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2006年08月19日(土)
ゴム印刀を使ってみる [製本の道具]
先日はんけしくんハガキサイズ10個セットを購入した際に、あわせて買ってみたのが道刃物工業株式会社製の「ゴム印刀3本組」。価格は3本組で945円。印刀(切り出し)・三角刀・丸刀の3本セット。
ようやく豆本用の版画を彫り始めたので試しに使ってみました。今までずっとカッター一本でやってきたので、最初こそ力の込め具合が微妙にうまくいかなかったのですが、徐々に慣れていくとカッターのようなふらつきがなくて使いやすい。
印刀はカッター、デザインカッターの彫り味とギャップが少なく、すぐ馴染む。シャープに彫れるので線がキリッと締まる印象。
三角刀は細ーい白抜きの線が引けるので、さまざまなニュアンスにうまく使えそうです。
丸刀は大きい面積をごっそりはぎとるのに大変便利。これがいちばん使って嬉しかったかも。完成のスピードがこころなしか速まった気もしますし、彫った後の版がすっきりきれいに仕上がって気持ちよいです。
3本ともとても気に入りました!もうカッターは使いません。
○道刃物工業株式会社のサイトはこちら
→こちらのページに該当商品の情報がのっています。
追記(2007/4/16)
使いません!って断言してるけどその後はカッター・デザインカッターの気軽さに戻っています。研がないとどんどん切れ味が鈍るので、パキパキ刃が折れるカッターの手軽さが魅力的なのです。
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