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2006年04月16日(日)

本の仕立て屋さん [観る]

本の仕立て屋さんという展示が銀座・ポーラミュージアムアネックスで行われています。
始まるのを楽しみにしていた展示なのですが(豆本作家で装丁家の田中淑恵さんも参加されています)展示開始と同時に引越しの候補地がきまり、その後家も決まり、そろそろ引越し業者の選定もしなくてはならなくなり、荷造りや不用品の処分など作業が目白押しでなかなか行く機会がなく、来週香川からもどってからいつものように会期末ぎりぎりに行くことになりそうです。
会期は26日まで。本好き・装丁好きさん、行かれてみてはいかがでしょう?


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2006年03月27日(月)

春の豆本感謝祭  於・町田「シフミス」 [観る]

去る一月に行われた豆本の即売会「まめまつり」でも出展されていた、ヨツモトユキさんの豆本の展示を見に行きました。友人のお誘いです。(ありがとう)

小さな本がずらりと並ぶ姿は壮観です。
★会場の雑貨店「シフミス」さんのblogにて展示の様子が見られます。

「まめまつり」の時は混雑&早々に完売されていて読めなかったのですが、今回はアレコレ手にとって見ることが出来ました。
小さくてカワイイ世界が豆本という大きさにぴったり似合っていて良かったです。
軽やかでシンプルなイラストと、印象に残る色使いはとても参考になりました。自分にも取り入れられたらなあ。今後格闘していきたいです。

★展示は来週の日曜日まで開催されています。
 豆本のほかにも、メモ帳や、布バッグ、ポストカードなど
 いろいろな作品があります。
 シフミス店内の雑貨やアクセサリーも魅力的です。
 うすはりグラスに白いフルーツ柄の小皿(未練を残したもの)。


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2006年02月17日(金)

花森安治と暮らしの手帖展 [観る]

画像(122x150)

あざやか

世田谷文学館で開催中の「花森安治と暮らしの手帖展」見にゆく。

壁面にバーッと並べられた「暮らしの手帖」。
一部の記事が拡大されパネルになっているのだが、見開きだけの表示なので、すっきりしないというか、魅力的なコピーに大胆な力技のはいった誌面を見ていると、やっぱり続きが読みたくなる。

本文の版下があったのが個人的にうれしく、スペースに比べて明らかに大きすぎる級数の写植がぎちぎちにつめて貼ってあるのを見ていると、なんだか作っている人の存在そのものがちぎれて貼り付けられている感じがした。

花森氏の印象深いエピソードとしては、
・いい、と思った文章がひたすら書き写されている、何十冊ものノートがあった
というもの。文章がうまくなるにはいい文章を読むのが早道、という考えからしていた行動だそうで、中には同じ文章が何度も何度も写されていることもあったとか。執念にちかい熱心さと誠実さが伝わってくる話。誌面にもそういう部分が大いに反映されているような。

全体的な展示内容としては、先述した消化不良(続きが読みたい!)もあって、古本屋で古い「暮らしの手帖」を買いあさって読む方が面白いかも…、と思ったり。
ただ、花森氏の描いた表紙絵の原画を見られたのはとてもよかった。紙も素材もタッチもばらばらなのだけど、どれも自由さがある、楽しく安らぐ絵です。

帰りにショップスペースを見る。今の「暮らしの手帖」社刊行物も並んでいるのだけれど、展示されていた時代の「暮らしの手帖」との魅力の差はやはり歴然としている。本も生き物だから、仕方ないけれど。
◆暮らしの手帖社サイト http://www.kurashi-no-techo.co.jp/


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2005年10月08日(土)

木葉井悦子さんの作品を見に。 [観る]

画像(135x180)・拡大画像(301x401)

絵本美術館の庭。なにかいそうな切り株がかわいかった。

先日、かねてから待望の木葉井悦子さんの作品展をやっと観に行きました。
軽井沢駅前でレンタサイクルを借りて絵本の森美術館へ。すこしだけ色づき始めた緑の中を、すいすい走るとなんとも心地よい。

はやる気持ちをおさえながら展示室へ入ると、ずらっと原画("みずまき""わたしも""ぼんさいじいさま""クロてがみかこう"など)が。
多くは水彩やパステルなどで描かれ、ざわざわと音が聞こえてきそうな情報量。
庭に水まきするお話『みずまき』の絵一枚でも”ここに虫!""ここにはミミズク!"と発見する楽しさがあります。コギレイに整理された情報ではなく、世界のごちゃごちゃしたところまで描かれているようなすばらしい絵です。自由。エネルギーにあふれた作品群をみていると、気持ちがじわじわ満ち足りました。

また、現在入手できない本がファイル形式で閲覧できるようになっていたのも、うれしかったです。時間を忘れて読書しました。
"カボチャ"がおなかをすかせた生き物たちに「たべたーい」と言われて「いいよ」と即答するお話『カボチャありがとう』がツボでした。ああ、いいなあ。なんて大らかなんだー。

木葉井さんの作品はとにかく見ているだけで勇気がわきます。
展示室に木葉井さんと関わった、たくさんの方のコメントが掲示されていたのですが、広松由希子氏のものが特に腑に落ちた表現でしたので抜粋します。

画面の底からどぶどぶといのちがあふれ出してくるような絵本

ほとんどの作品が入手しづらいのが、本当に残念です。もっと復刊してくれないかな。

画像(137x180)・拡大画像(301x393)


雲場池。いつもきれい。鴨がたくさん昼寝をしていました。

「木葉井悦子さんの作品を見に。」の続きを読む


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2005年10月03日(月)

新宿にて [観る]

フェルト原毛の手作りの作品や、外国の絵本、かわいい雑貨など、素敵なものでいっぱいの「en peluche」というサイトを運営されているeriさんの展示を見に、新宿タカシマヤへ行ってきました。

10階の「テディベアカンパニー」の通路側正面に、eriさんのblogで拝見してぜったいに実物を見てみたかった「りんごちゃん」があるのを発見!うーん、かわいい。まるっこいものがだいすきなので、とても和みます。りんごのイメージとしても新鮮。

小さなガラスのびんに入っている、小さなハリネズミもとっても可憐でした。(小さいところが特にツボなのかも?)女の子のお人形、うさぎの大きめなお人形もどこか表情がクール、かつ、いきいきとしていて見ているとよい気持ちになれる作品でした。
展示は、明日までやっています。

そして、キツネのオーナメント(ひとつひとつ顔が違うので、好みの顔をえらびました)と、「りんごのき」というタイトルのブローチを買いました。ブローチをつけて、明日は木葉井悦子さんの作品を見に、軽井沢へ行ってきます。

出発の前まで、ネコマンガ豆本「体育会系ネコ部」の本文の印刷・折りと製本の一部まで、進めます。今週中にはネコ部完成しなくっちゃ。
指輪本は、表紙用にハンコを作ることにしました。彫り彫り。


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プロフィール

西イズミ

扉や(とびらや)

豆本と猫雑貨製作

西イズミ

http://www.tobiraya.net/
twitter : @brunnen_
インドアな本好き。猫の飼い主、豆本作家、雑貨作家、イラストレーター。
現在3冊の既刊があります。その他、猫関係のお仕事をときどき雑誌やテレビでしております。
☆「猫がよろこぶ手作りグッズ」(WAVE出版)
☆「猫との暮らしを楽しむヒント228」(河出書房新社)
☆「作ってあげたい猫の首輪」(河出書房新社)

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