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豆本の扉やブログ http://www.tobiraya.net/blog/

2005年08月10日(水)

清涼剤というより… [観る]

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久しぶりの消しゴム版画。
先日観てきた映画「皇帝ペンギン」。

ペンギンはもともと好きなので、間近で撮られた映像には感動。水中のペンギンは迫力あるハンター、陸のペンギンは中に人が入っていそうな、どこか親近感のある動き。子供ペンギンの愛らしいふくふくした感じ。日ごろはアデリー派(アデリーペンギン)のわたしですが、どこか飄々とした雰囲気の皇帝ペンギンのことも、かなり好きになりました。

また極限の地でのひたすら厳しい日々、という一面もあり(というかそちらの方がずっと多い)観ていて凍えそうになりました。外はとても暑い日だったのだけれど。

豆本の表紙は無事完成。
それを量産すべく、紙をきったり、はったり、じみーな作業が続いています。


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2005年08月03日(水)

試行錯誤 [製作メモ]

豆本の表紙の最終的なデザインがなかなかピシッと決まらず、試作してみては「なんか違うなぁ…」と首をひねっています。

数日前にプリントしたラベルも、白紙に戻して考え直し。
本の装丁に関してはまだまだ勉強することが山積みです。

自分が好きな本をいろいろ眺めながら、どこが好きなのか、どうやって「好きな装丁」の雰囲気に近づけるのか、もやもやしながらラベルのデザインを考えています。


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2005年08月01日(月)

夜ははかどる。 [製作メモ]

画像(140x160)

とうとう8月になりましたねー。
相変わらずの蒸し蒸しの暑さに、お昼はなかなか作業が進みません。

夜中にちくちくと本文20冊分をミシン糸(二本取り)で綴じ終えました。途中、いつのまにか糸の色が変わってしまっていて、半分やりなおししたり。うーん、暑さで集中力が落ちているのかも。でも、綴じ終えると作業もひと段落した気持ちになって、落ち着きます。

今日は、かねてから作っていた見返し用紙と表紙ラベルの大きさ・バランスを調整しました。プロトタイプより、一回り小さくしたので、ラベルや見返し用紙の模様の大きさもすこし変えなければいけなかったのです。

ついでに、色やロゴもちょこちょこいじりたくなり、結局見返し用紙はまったく違うものになってしまいました。よりシンプルになったので、出来には満足です。
さあ、いよいよ表紙なのですが…、まだ装丁に悩んでいます。


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2005年07月30日(土)

油断すると。 [日常]

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暑さに負けて、油断すると、すぐ一日が24時間じゃなくなってしまいます。つまり、ちょっとずつちょっとずつ寝る時間がずれて、いつのまにか、1・5日くらいのサイクルで生活することになるのです。

だもので、世の中のスピードがとても高速に感じます。一ヶ月が早いよー。

着実にミッションをこなしているスペースシャトルの宇宙飛行士がまぶしい。宇宙飛行士じゃなくても、一日の間に少しずつ歩を進めている人がみんなまぶしい。怠けてないでやらなくては!

…一方、自分がものすごく時間の観念がゆるい、遅いことを自覚しすぎていて、必要以上に日にち感覚が進んでしまうときもあります。
今日はまだ7月だけど、もう8月3日くらいのつもりでいるとか。

実際の日にちとのズレに気づいたときは「ねじ、巻きすぎ」と自分に言い聞かせます。

◇ ◆ ◇ ◆ ◇ 閑話休題 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ 

「がまぴょん」(今期一冊目の豆本)の製本作業と同時に、新しい物語豆本をまとめています。絵と字がはっきりまとまらないときが、いちばんもやもやします。

8月中に、新しく2つ物語を作ってしまうぞ!
宣言しとこ。
自分を追い込んでおこ。


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2005年07月28日(木)

イルフ童画館で、武井武雄の豆本を見る [観る]

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前日、3時間しか寝られないほどわくわくしていました。
武井武雄が出した数々の実験的な刊本(素材・題材・装丁など、すべてが武井武雄のアイデアのもとに作られたごく小部数の作品。300人ほどの会員のみに配布された)作品を見られるのは本当にうれしく、「実際に手に取れる」という企画にいたってはわざわざ行っておいてナンですが、信じられないものでした。

サイズは手のひらサイズ。少し小さめの手帳くらいはあります。
木版・凸版・エッチング・グラビア・螺鈿細工・寄木細工などなどあらゆる細工によって作られたいくつもの作品(全部で139点余刊行された)が、目の前に展示されています。まさに「本の宝石」で…。しあわせ。

さて、ひとしきり感嘆しながら拝見した後、手袋をはめていくつかの作品を実際に手にとって鑑賞させていただきました。
素材から着想したものも数多くあるそうで、有名なエピソードでは「エジプトでパピルスを育てるところからはじめ、パピルス紙を作り、本となった」というものまであります。

しかも、この刊本ではいっさい利益を得なかった、というのがまたスゴイ。余技の域では絶対にないクォリティ。アイデアも、絵も、文も。
お話はお話で、「読者に想像させる」形式のものが多く、これまた楽しい。

次回の「"刊本"を実際に見られる」日は8月10日です。
※そのほかの日にちについてはイルフ童画館のサイトでチェックを。本そのものが大好きな人は、必見です。

画像(120x120)

欄干にも武井武雄モノが



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プロフィール

西イズミ

扉や(とびらや)

豆本と猫雑貨製作

西イズミ

http://www.tobiraya.net/
twitter : @brunnen_
インドアな本好き。猫の飼い主、豆本作家、雑貨作家、イラストレーター。
現在3冊の既刊があります。その他、猫関係のお仕事をときどき雑誌やテレビでしております。
☆「猫がよろこぶ手作りグッズ」(WAVE出版)
☆「猫との暮らしを楽しむヒント228」(河出書房新社)
☆「作ってあげたい猫の首輪」(河出書房新社)

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