tobiraya BLOG

タナ子です

先月の中頃だろうか？あるアンティークショップで手頃な棚を見つけた。ちょうど、使わない用紙をいれておく戸棚が欲しかった。店員さんに「ほしい」と告げると、大物ということもあって一旦送料などを算定してから連絡する、とのこと。連絡先を書いて店を出た。
そして連絡を待ったが、なかなかこない。それもそのはずで、その店には電話が「ない」のだ。取り次いでくれる番号はあるのだけど、その店の中には電話がない。店員さんはいつもひとりだ。問い合わせるのも気兼ねして、どんどん日が経ってしまった。
結局来たのは「送料は6000円〜20000円です」という超アバウトな内容だった。（理由は後で確認したところ大きくて運ぶ人出がいるかもしれないから）

そんな商売気がとても無い店だけど居心地は良いのです。面倒で不便なところがチャーミングな店、なのかなー。
棚は無事到着し、猫に占領されました。

デジタル一眼レフ欲しいなー、とか思いつつもカメラ（レンズもあるか）売り場ではいつも手持ち無沙汰なのだけど、ある日強烈に引きつけられる写真があった。それはまるいまるい画面の写真。木がぐにょーと丸く広がっていた。世界が円に。いや、円が世界に。どっちでもいいけどすっげー欲しい！と思ったその魚眼レンズとやらは、とてもとても高い物だった。

中古市場でも全円周魚眼レンズってのはあまり需要がないものらしく、なかなか見つからない。お手頃なところで「ロモ」のフィッシュアイってのがあったのだけど、よく見るとこれでは円が上下切れてしまうんだなー。それじゃあダメ！ぜったい。全円周じゃないと、まるーく写らないとイヤ！丸く完結した世界が見たい！

そんなひとりの世界に没入しつつヤフオク検索してみた深夜。…あった。しかもあっさりあった。美品が。どうする！？　どうしたらいい？　定価からしたら安いけど、ど素人もど素人の自分が遊び感覚に使うレンズとしてはちょっと、どうだろう…。でもロモじゃ世界が切れるし…。

悩んで翌日落札。やったー。初ヤフオク。初落札。でも気づいたの。そのレンズがつくカメラがうちには無いってことにね。

ありがちですが、重い物を持ち上げてピシッとやっちまいました。
初期に冷やすのが大切だということで、ここ数日アイスノンを腰に巻いて、寝てます。ああ無為な時間。手持ち無沙汰なので本読んだり、調べ物したり。
青山ブックセンターでやっていた活字版印刷FESTIVAL ABC deタイポグラフィ！
に行きたかったのに。

腰って大事。

書くことをメモしつつ、ログインして書くことがなかなか出来ず。過去日記をひっそり更新するかもしれません。読書日記もたまっているのですが。
行きたい展示は無事３つとも行くことが出来ました。
「ポケットアート展」の帰りに西荻の古本屋さんとアンティーク屋さんで、猫関連なものをいろいろ入手。作品の”元ネタ”になるかしら。
10月予定のグループ展のタイトルは「猫楽百貨」です。そのお知らせブログも作らねば。

猫って好きすぎてかえって距離感が難しいです。

行きたいメモ。

●中沢美帆個展「あいうえお」のはなし　6/12（火）→6/23（土）
　※日・月定休日
　ブックギャラリーポポタム（西池袋/目白）
以前、散歩したときに通りかかった「ポポタム」で作品を拝見しました。「観ているだけで物語が浮かんできそうな絵だなあ」と思ったのですが、今回の展示では「あ、い、う、え、お……50音順の文字から生まれた小さなお話を感じる作品を展示します。」とのことで、とっても楽しみ。目に見えないところにあるツボを気持ちよく押されそう。

●片岡知子　八朔ゴムはん作品展　6/12(火)→6/24(日)　※月　定休日
　美篶堂（御茶ノ水）
アンダーグラウンド・ブックカフェというイベントで初めて拝見したはんこ作家さん。幾何学的な模様がすっきりとして美しく、心晴れ晴れ、気持ちよくなる線なのです。そしてまた「版そのもの」がさくさくクッキリと鮮やかで。版も印面に負けず劣らず美しいなんて、はんこ観が変わりました。
展示中、ラバースタンプを制作して布に押し、出来た布で上製本を制作する、というワークショップ（定員はいっぱい）も開催されるようです。おお、やってみたい。

●ポケットアート展　vol.6　6/15(金)→6/29(金)
　※会期中無休
　Gallery MADO　（西荻窪）
昨年も拝見した展示です。ウォールポケットに小さな作品が入ってずらっと並んでいます。小さなもの好きには目に楽しい展示。作品の種類も様々で、アクセサリーあり雑貨ありオブジェありイラストあり。
昨年、グループ展をご一緒させていただいた孔雀洞雑貨舗さんと銀月鱗山猫さん、そして今秋グループ展をご一緒する吉猫堂さんの作品を楽しみにしています。５０名の作家さんが参加されているとか。