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2005年10月08日(土)

木葉井悦子さんの作品を見に。 [観る]

画像(135x180)・拡大画像(301x401)

絵本美術館の庭。なにかいそうな切り株がかわいかった。

先日、かねてから待望の木葉井悦子さんの作品展をやっと観に行きました。
軽井沢駅前でレンタサイクルを借りて絵本の森美術館へ。すこしだけ色づき始めた緑の中を、すいすい走るとなんとも心地よい。

はやる気持ちをおさえながら展示室へ入ると、ずらっと原画("みずまき""わたしも""ぼんさいじいさま""クロてがみかこう"など)が。
多くは水彩やパステルなどで描かれ、ざわざわと音が聞こえてきそうな情報量。
庭に水まきするお話『みずまき』の絵一枚でも”ここに虫!""ここにはミミズク!"と発見する楽しさがあります。コギレイに整理された情報ではなく、世界のごちゃごちゃしたところまで描かれているようなすばらしい絵です。自由。エネルギーにあふれた作品群をみていると、気持ちがじわじわ満ち足りました。

また、現在入手できない本がファイル形式で閲覧できるようになっていたのも、うれしかったです。時間を忘れて読書しました。
"カボチャ"がおなかをすかせた生き物たちに「たべたーい」と言われて「いいよ」と即答するお話『カボチャありがとう』がツボでした。ああ、いいなあ。なんて大らかなんだー。

木葉井さんの作品はとにかく見ているだけで勇気がわきます。
展示室に木葉井さんと関わった、たくさんの方のコメントが掲示されていたのですが、広松由希子氏のものが特に腑に落ちた表現でしたので抜粋します。

画面の底からどぶどぶといのちがあふれ出してくるような絵本

ほとんどの作品が入手しづらいのが、本当に残念です。もっと復刊してくれないかな。

画像(137x180)・拡大画像(301x393)


雲場池。いつもきれい。鴨がたくさん昼寝をしていました。

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2005年10月07日(金)

2冊目の完成。 [豆本製本]

■ネコマンガ豆本「体育会系ネコ部」完成しました。
 連休中にもう少し量産したいと思います。
本文:32ページ 両面印刷用マット紙(一色)
表紙:製本用クロス装にアクリルガッシュ手描き絵
※一冊ずつ微妙に顔が違います。また、印刷ではないため、微妙な色むらもあります。

見返し:上質紙
サイズ:約65ミリ×約54ミリ
※サイズは一冊ずつ若干(0.5ミリ〜1ミリ程度)ずれることがあります。

予価:未定

画像(180x159)・拡大画像(200x177)

表紙です。びっくり顔。

画像(180x147)・拡大画像(200x164)

裏表紙です。うすーいピンクの鼻がポイントです。

画像(180x155)・拡大画像(200x173)

開くとこんな感じです。

この画像では見返しが黄色いのですが、糊付けすると激しくしわがよるので、これは私物とし、クリーム色の上質紙に変更しました。
本日はこれらのプレス中に軽井沢へ日帰りサイクリング。レンタサイクルがアタリで、ひさびさながらとても快適に走行できました!創作するうえでもとても収穫のある一日となりました。明日あらためてかきとめておくつもりです。


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2005年10月05日(水)

完成が見えてきました。 [製作メモ]

画像(156x180)・拡大画像(273x315)

先日裏打ちした(布の裏を和紙で補強すること)ものが、どうも不出来。空気が入っていたりして…。コリャ使えないや。
そんなわけで、製本クロスを使うことにしました。

いきなり本番用に挑む前に、ミニチュアを作って練習。一点ずつネコの顔を手書きする予定なので、アクリル絵の具でぺたぺたと塗ってみる。うん、これで平気じゃないかな?本番サイズ(画像右)ならより描きやすそう。

納得して本番サイズの表紙を作り、乾燥させておく。
明日絵付けして、十分乾燥させてから本文と合体させたいと思います。


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2005年10月04日(火)

うっかりがっかり [製作メモ]

画像(172x180)・拡大画像(197x206)

軽井沢に行く前に、天気を調べがてらネットを閲覧。ついでに、目的地である絵本美術館へのルートを確認するため公式サイトを開いてみると…。

閉館日 火曜日とはっきり書いてあるではないですか。
見てよかった……。
現地について閉館、では悲しすぎます。
というわけで、軽井沢訪問は週末に予定変更。おめあての展示は10日まで。いつも会期末ぎりぎりだ…。

そして、ネコマンガ豆本の本文印刷→折り、までやったところで異変に気づく。紙の目の方向が逆だ!
「紙の目」は紙を少しまげて見るとわかるのですが、抵抗なくやわらかく曲がる方向に走っています。紙の目の方向が、本の天地と平行していることは、とても重要なポイントなのです。

画像左が紙の目が天地と平行、画像右は紙の目が天地と垂直。
一見してわかるように右のほうは自然に本文が開いてしまっています。これでは本の形にしたときに見苦しく、読みにくくもなってしまいます。

ただ、右の紙は印刷の仕上がりがきれいなので、原稿をいじって印刷方向を変えて、なんとか対処しようと思います。


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2005年10月03日(月)

新宿にて [観る]

フェルト原毛の手作りの作品や、外国の絵本、かわいい雑貨など、素敵なものでいっぱいの「en peluche」というサイトを運営されているeriさんの展示を見に、新宿タカシマヤへ行ってきました。

10階の「テディベアカンパニー」の通路側正面に、eriさんのblogで拝見してぜったいに実物を見てみたかった「りんごちゃん」があるのを発見!うーん、かわいい。まるっこいものがだいすきなので、とても和みます。りんごのイメージとしても新鮮。

小さなガラスのびんに入っている、小さなハリネズミもとっても可憐でした。(小さいところが特にツボなのかも?)女の子のお人形、うさぎの大きめなお人形もどこか表情がクール、かつ、いきいきとしていて見ているとよい気持ちになれる作品でした。
展示は、明日までやっています。

そして、キツネのオーナメント(ひとつひとつ顔が違うので、好みの顔をえらびました)と、「りんごのき」というタイトルのブローチを買いました。ブローチをつけて、明日は木葉井悦子さんの作品を見に、軽井沢へ行ってきます。

出発の前まで、ネコマンガ豆本「体育会系ネコ部」の本文の印刷・折りと製本の一部まで、進めます。今週中にはネコ部完成しなくっちゃ。
指輪本は、表紙用にハンコを作ることにしました。彫り彫り。


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プロフィール

西イズミ

扉や(とびらや)

豆本と猫雑貨製作

西イズミ

http://www.tobiraya.net/
twitter : @brunnen_
インドアな本好き。猫の飼い主、豆本作家、雑貨作家、イラストレーター。
現在3冊の既刊があります。その他、猫関係のお仕事をときどき雑誌やテレビでしております。
☆「猫がよろこぶ手作りグッズ」(WAVE出版)
☆「猫との暮らしを楽しむヒント228」(河出書房新社)
☆「作ってあげたい猫の首輪」(河出書房新社)

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